皆さんには好きなサッカー選手はいますか?
私は20年以上前に部活動でサッカーをしていましたが、なんといっても同じ左サイドバックとして活躍していたブラジル代表のロベルト・カルロス(通称ロベカル)が大好きでした。
驚異的なスピードとスタミナ、あふれる創造性、そして最強の左足から放たれる弾丸フリーキック。
歴代最高の左サイドバックが聞かれると必ず名が挙がるロベルト・カルロス。今回は彼のプレースタイルなどについて紹介していきます。
ロベルト・カルロス〜悪魔の左足、狂気の弾丸〜
まずはこちらをご覧ください。
おわかりいただけたでしょうか?
規格外の助走から繰り出さる異常なカーブとスピード。誰もがそのまま外れると思ったボールがゴールに吸い込まれる。フランス代表のGKバルテズが一歩も動けませんでした。
当時はこのロベルト・カルロスの助走とアウトサイドにかけたカーブをみんなが真似していたものです。
ちなみにこのフリーキック、その異常な曲がり方とスピードから「フランスの物理学者たちの研究対象」にもなりました。
ロベルト・カルロスとは
- 元ブラジル代表のサッカー選手
- 現役時代のポジションは左サイドバック
- 身長168cm、体重70kg
- 歴代最高の左サイドバックと称される1人
- 果敢な攻撃参加と破壊的な左足のキックによりサイドバックの概念を変えた選手
- 現役時代は主にスペインのレアル・マドリードで活躍
ロベルト・カルロスのプレースタイル
ロベルト・カルロスのプレースタイルについては動画を見ていただくのが一番かと思いますのでこちらをご覧ください。
動画でも説明のあるように、ロベルト・カルロスは、
- 驚異的なスピード
- 破壊的な左足のキック力
- ゴムまりのような筋肉
- たしかなテクニック
- ディフェンス離れした攻撃力
- 試合終了まで落ちないスタミナ
など、他と違った圧倒的な違いを生み出すパワーがありました。
彼の凄さを語るエピソードとして、
- レアル・マドリード時代のフィットネステストにおいて当時32才ながら持久走と100m走のタイムがトップ
- レアルの同僚ラウールから「DFの仮面を被ったFWだ」と評される。
- 「風小僧」「悪魔の左足」「狂気の弾丸」といった異名をつけられる。
- フランス代表相手に決めたアウトサイドキックのフリーキックの弾道が尋常ではなかったためフランスの物理学者たちの研究対象になる。(2010年に証明完了)
といったものがあります。
これだけ特徴やエピソードを持ったディフェンダーは後にも先にもロベルト・カルロスのみではないでしょうか。
経歴:ロベルト・カルロスの歩み
【クラブ】
1991-1993 ウニオン・サンジョアン(ブラジル)
1993-1995 パルメイラス(ブラジル) 44試合 3得点
1995-1996 インテル・ミラノ(イタリア) 30試合 5得点
1996-2007 レアル・マドリード(スペイン) 370試合 47得点
2007-2009 フェネルバフチェ(トルコ) 65試合 6得点
2010-2011 コリンチャンス(ブラジル) 35試合 1得点
2011-2012 アンジ・マハチカラ(ロシア) 29試合 4得点
2015 デリー・ディナモス(インド) 3試合
【代表歴】
1992-2006 ブラジル代表 125試合 11得点
【監督歴】
2013-2014 スィヴァススポル(トルコ)
2015 アクヒサル・ベレディイェスポル(トルコ)
2015 デリー・ディナモスFC(インド)
クラブキャリアのハイライトはスペインのレアル・マドリード時代。
当時のレアルは「銀河系軍団」と呼ばれ、ジダン、フィーゴ、ロナウド、ベッカム、ラウールなどと共にリーグ優勝、UEFAチャンピオンズリーグ優勝、インターコンチネンタルカップ優勝など多くのトロフィー獲得に貢献した。
ブラジル代表でも長く活躍し、1998、2002、2006と3度のワールドカップに出場。
2002年日韓大会ではブラジルの5度目の優勝に貢献した。
ロベルト・カルロスが獲得したタイトル
【クラブ】
パルメイラス
・セリエA 1993、1994
・サンパウロ州選手権 1993、1994
・リオ-サンパウロトーナメント 1993
レアル・マドリード
・リーガ 96-97、00-01、02-03、06-07
・スーペルコパ 1997、2001、2003
・UEFAチャンピオンズリーグ 97-98、99-00、01-02
・トヨタカップ 1998、2002
・UEFAスーパーカップ 2002
フェネルバフチェ
・トルコスーパーカップ 2007、2009
【ブラジル代表】
・オリンピック 銅メダル 1996
・コパ・アメリカ 1997、1999
・FIFAコンフェデレーションズカップ 1997
・FIFAワールドカップ 2002
その他:ロベルト・カルロスのエピソード
- ロベルト・カルロスという名前は父親が歌手から拝借した。
- 複数の女性と関係を持っており、養子を含めて9人の子供がいる。
- 乗車中の車が強盗に襲われたことがある。その際、携帯電話でラジオの生放送に出演中だった。
- 元クラブ同僚のセードルフと共同でバイクチームを運営している。
- 福祉活動にも精力的で、ブラジルには彼の寄付で建てられた保育園がある。
- 2018年に日本フットサル連盟の要請に応じて来日、Fリーグ選抜の一員としてエキシビションマッチに出場し2得点を決めた。
いかがだったでしょうか。
ロベルト・カルロスはディフェンダー離れしたプレースタイルを持つ魅力的な選手です。
動画サイトやDVDなどでぜひ一度プレーするロベルト・カルロスを見てみてください!
きっと大好きな選手になると思います!
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